novationがアナログシンセサイザーBass Station II を発表しました。
発売日は2013年7月発売予定、価格は不明です。
詳細な発売日や価格がわかり次第おってご報告します。
シンセ好きには期待度の高い製品ではないでしょうか。
Bass Station II はベースサウンドに特化したモノボイスのアナログシンセサイザーです。しかしながらそのサウンドエンジンは非常に多彩で、鋭いリードサウンドや歯切れの良いアルペジオサウンドも魅力です。オリジナルの Bass Station の特徴を活かしつつも、新たに設計し直したモジュレーション、エフェクト、フィルターなどを装備し、オリジナルサウンドを継承しつつも、より多彩かつ良いサウンドに仕上げることに成功しました。
エフェクト部も含めて、ピュアアナログのシグナルパスの Bass Station II は現在生産されているシンセサイザーの中でも希有の存在と言えます。操作パネルはオリジナル機の配置を継承し、一般的なシンセサイザーに必要なパラメーターにすべて専用のツマミやフェーダー、スイッチを用意した贅沢な設計です。さらに 64 のキラーサウンドパッチが用意され、Bass Station II の魅力をすぐに堪能できます。これとは別に 64 のオリジナルサウンドを保存するスペースが用意され、お好きな音色を保存し、いつでも呼び出すことも可能です。加えてコンピューター上でより多くの音色を管理することができます。 25鍵のキーボードは、ヴェロシティーと設定可能なアフタータッチに対応します。このシンセサウンドを演奏するために開発された鍵盤は、軽いタッチとシンセエンジンへの高いレスポンスが特長です。Bass Station II は標準的なMIDI機器として、MIDI入出力とUSB接続で、外部の音源やMIDIデバイス、コンピューターと繋ぐことができます。
シンセエンジン概要
オシレーター:
Bass Station II は、3つのアナログオシレーターとノイズジェネレーターを装備します。2つの完全独立したオシレーターと1つのサブオシレーターによって構成され、豊かなアナログ シンセベース サウンド を生み出します。オシレーター1と2はサイン、ノコギリ、矩形波と様々なパルスワイズ波形を生成し、サブオシレーターであるオシレーター3は、オシレーター1のオクターブ下または2オクターブ下で矩形、サインまたは狭いパルスワイズ波形を生み出します。これによって特徴的で図太いベースサウンドを得ることができます。
フィルター:
2機のディスクリート仕様のアナログフィルターは、伝統的な効果から ダイオード仕様のフィルターによる “303” 風のアシッドサウンドを演出します。オーバードライブも装備したフィルターは、ハイパス、ローパスそしてバンドパスの3モードを設定可能で、12dBのなだらかなカーブまたは24dBの鋭いカーブを選ぶことが可能です。
エフェクト:
Bass Station II はフィルターオーバードライブ以外に、2機のエフェクトを装備します。アナログディストーションは、暖かみと5次倍音を加える際に役立ちます。もう1つのエフェクトである ‘Osc Filter Mod’ はオシレーターを使用した特別な FM 変調に似た効果を生み出し、ベースやリードサウンドの太さをより際立たせる際に便利です。
モジュレーション:
2機のエンベロープ ジェネレーターと2機の LFO を装備し、より多彩かつ生き生きとしたサウンドを演出します。1機目のエンベロープは ADSR 仕様のアンプリチュードに対して作用し、2機目はモジュレーション エンベロープとして、フィルター周波数、オシレーターピッチ、パルスワイズに適用します。4つのLFO波形を装備した2機の LFO は、オシレーターピッチとパルスワイズ/フィルター周波数のそれぞれに変調効果をもたらし、更に特別な ‘LFO Slew’(LFO スルー)パラメーターで LFO 波形を変化させ、より多彩かつ特徴的なモジュレーション シェイプを生み出します。
アルペジエーターとステップシーケンサー:
Bass Station II にはアルペジエーターとステップシーケンサーを装備し、更なるパフォーマンスに役立ちます。32 のリズミックアルペジオパターンはオクターブ範囲とアルペジオの方向を自由に変更できます。ステップシーケンサーは、最大で4つのシーケンスを扱うことが可能で、32 のリズミックパターンの1つとして設定することも可能です。ステップシーケンサーは、パフォーマンスからフレーズのアイディアスケッチ、さらには音色の試聴にも利用できる便利な機能です。
主な特長
・アナログシンセサイザー:最新バージョンの Bass Station
Bass Station II はピュアアナログのシグナルパスで、オリジナル Bass Station の魂を宿し、シンセベースに特化した新設計
・2機のディスクリート仕様のアナログフィルターを装備
オリジナル Bass Station と同じ 12/24dBのマルチモード仕様のクラシックフィルターに加えて、 新設計の ‘アシッド’ フィルターを装備
・豊富なキラープリセット
Bass Station II は 64 のファクトリープリセットに加えて、 64 のユーザープリセットエリアを用意しています。お好きなサウンドをいつでも呼出しと保存が可能
・ステップシーケンサーとアルペジエーター
Bass Station II は、リズミックなパターンのアルペジエーターとオリジナルパターンを プログラミング可能なステップシーケンサーを装備
・専用のパラメーターコントロール
シンセサイザーの操作に必要なパラメーターそれぞれに専用のコントロールを用意し、 直観的な音作りとパフォーマンスをサポート
・合計3機のオシレーター
Bass Station II は、2機のメインオシレーターとサブオシレーターを装備した贅沢仕様です。 メインオシレーターは4種類の波形を生成し、自由なチューニングとシンク機能を装備します。 サブオシレーターは、ベースサウンドを際立たせるのに便利。
・アナログエフェクト
Bass Station II はエフェクトもアナログ仕様です。 フィルターオーバードライブはアグレッシブなドライブサウンド、ディストーションは暖かみのある歪みを生み出します。 さらにフィルターモジュレーションエフェクトは特徴的なサウンド効果を演出。
・多彩なモジュレーション
2つのエンベロープと2つの LFO はアンプリチュード、ピッチ、パルスワイズおよび フィルター周波数に変調効果をもたらします。 三角、ノコギリ、矩形波、サンプル&ホールドの LFO 波形に加えて、 特別な ‘スルー’ パラメータによってより多彩な効果を実現。
・MIDI 入出力と USB接続
Bass Station II MIDI機器に加えて、USB端子によるコンピューターと直接 MIDI 情報の送受信が可能。
・特別設計の鍵盤
25鍵(2オクターブ)仕様のフルサイズ鍵盤は、シンセサイザーの演奏のために特別設計され、 ヴェロシティ、アフタータッチ アサインの対応もちろんのこと、シンセエンジンの最適化されたタッチが魅力。