YAMAHAからiPadシーケンサーアプリ「Mobile Music Sequencer」が発売されました。
価格は1,700円(税込) でiTunes App Storeで購入できます。
※発売を記念して2013年2月末まで850円で購入できるようです。
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外出先で、このアプリでラフを作り、お家でCubaseで作り込むといった流れに最適かもしれません。
豊富な内蔵フレーズパターンを組み合わせ、フレーズからセクション、セクションからソングへと、制作の流れに沿って感覚的に楽曲制作できるシーケンサーです。
場所を選ばず曲のイメージをスケッチし、出来た素材はヤマハのシンセサイザーや、スタインバーグ社のCubase上で緻密に作りこめます。
まずは、デモソングの中から、浅倉大介さんの作られた楽曲をロードしてみましょう。画面右上の設定アイコンをタップし、FILEタブのPRESETの中から、[Digital Sympathy]を選択、LOAD ボタンを押して読み込みます。画面左上の再生ボタンをタップして、楽曲をお楽しみください。
以下の手順で早速曲を作りましょう。
ステップ1) フレーズの作成
楽曲を構成する最小単位となるフレーズは、豊富な382種類のプリセットフレーズから選択できます。PHRASEのVIEW画面で、何も設定されていないセルをタップして、左側のSELECTボタンをタップ。プリセットフレーズの名前をタップして、フレーズを聴いてみましょう。
アプリ上の鍵盤を用いたリアルタイム録音や、ピアノロール入力によるユーザーフレーズ作成も可能です。強力なLOOP REMIX機能を用いて、選択されたフレーズを指定した間隔で分断してランダムに並べ替え、ロールやブレークの挿入を自動的に行い、新しいフレーズに作り替えることができます。
ステップ2) セクションの作成
複数のフレーズを組み合わせ、セクションを構築します。縦方向に並べたフレーズを、一括して画面下部のセクションボタンで再生オンオフ。フレーズの一括管理が可能です。
個々のセクションへコードを指定することで、簡単にバリエーションを作ることができます。また、Createコマンドで、現在再生されているフレーズを元に、次々に新しいセクションをつくり、スムーズに制作に取り組めます。
ステップ3) ソングの作成
セクションをペーストして組み合わせ、ソングとして完成させます。セクション部分にタッチし、そのままデータエリアにドラッグ&ドロップするだけの手軽さです。
もちろん、ピアノロール画面を用いた入力や、リアルタイム録音も可能です。
特長
- ソフトウェアシンセサイザー
9種類のドラムキットを含む、92種類の高音質な音色を持つソフトシンセを内蔵、シーケンスパターンを忠実に演奏可能。 - フィルターやEGなどの音色エディット
- パート毎のミキサー機能
- リバーブ・コーラス・バリエーションからなるエフェクト
- 追加音色・フレーズについて
4種類のボイス及びフレーズのデータパックもアプリから直接追加購入可能。(Dance Pop, Electronic, Hip Hop, R&B)
※データパックをお買い上げ戴いてもアプリ側に反映されない場合には、パック購入画面下の “Restore Purchases”ボタンを押してください。 - Core MIDIデバイス対応
- ファイルエクスポート
アプリからは、汎用のスタンダードMIDIファイル出力機能のほか、YAMAHAのシンセ向けに、より使いやすい代理音色が予め指定された形式でのファイルエクスポート機能も準備されています。(MOTIF XF,S90XS/S70XS,MOX6/MOX8, MOTIF XS) - ミックスダウン
ソングやフレーズはリアルタイムにオーディオミックスダウンして、オーディオファイル化が可能です。 - SoundCloud連携
SoundCloudと連携させオーディオファイルをアップロードすることもできます。