サンレコ(Sound & Recording Magazine)2012年11月号 が発売されています。

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サンレコ(Sound & Recording Magazine) 2012年11月号 が発売されています。
坂本龍一さんと中田ヤスタカさんが大きく取り上げられていますので、ファンの方にはたまらないのではないでしょうか。

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内  容

初対談! 坂本龍一×中田ヤスタカ~「制作ツール」「音楽と環境」「きゃりーぱみゅぱみゅ」までを語り合う

■巻頭インタビュー
坂本龍一×中田ヤスタカ(capsule)
初対談!~受け継がれるテクノポップの遺伝子
中田ヤスタカのデビュー10周年を記念してスタートしたスペシャル対談シリーズ。今回登場いただくのは、世界的な音楽家である坂本龍一! YMOの『テクノドン』(1993年)を聴いて育ったという中田が切望して止まなかった対談がついに本誌で実現した。今年で還暦を迎えた坂本は1981年のソロ・デビュー以降、常に先鋭的な作品を発表しており、映画音楽やアーティストのプロデュースも数多く手掛けている。いわばマルチなアウトプットを持って活動を続けてきた大先輩だけに、この対談から中田が得るものも多かった様子。今回が初対面ということもあり、お互いの距離を少しずつ縮めながら、音楽という共通項を軸に話題が多岐に広がっていったこの歴史的対談、ぜひともご堪能いただきたい。

■特集(1)
現代版アナログ・シンセの真打ち登場!
Minibruteで変幻自在のサウンド・メイク
独自のTAE技術により、過去の名シンセを次々とソフト上によみがえらせてきたフランスのメーカー、ARTURIA。彼らが新たにリリースしたのは、ソフトではなくハードウェア・シンセ……しかもオーディオ信号経路が100%アナログ仕様のモノシンセMinibruteだ。古き良きアナログ・シンセ・サウンドはもちろん、ファットなベース・ラインからトランシーなリード、金属的SEの音色までカバーし、とりわけ80’s~エレクトロ・ブーム全盛の現在において主役となり得る本機。音色作りはパネル上のツマミのみで行うオーソドックスなスタイルのため、アナログ・シンセ入門者にとってもシンセサイズの基礎を学ぶのに最適だ。ということで本企画では、デモ・ソングを作りながらMinibruteの魅力をピックアップし、さらにアナログ・シンセのベーシックな知識も身に付けられるようにしてみた。初心者は扱いやすく、シンセ中級~上級者もうならせる実力を秘めたMinibrute、ソフト・シンセだけのサウンドに物足りなさを感じているならば要チェックである。

■特集(2)
ストリングス・アレンジの基本
本物顔負けのソフト音源を使って楽曲に彩りを!
ポップスにせよクラブ・トラックにせよ、すべてのクリエイターにとってストリングスは“憬れ”のパート。ミスターチルドレンからフライング・ロータスに至るまで、楽曲にストリングスを取り入れることで、その音世界は格段の広がりを見せています。アーティキュレーションの導入などストリングス専用ソフト音源が著しい性能向上を見せている昨今ですが、実際の制作に導入するとなると、さまざまな“定石”のあるパートだけに、むやみに打ち込んでも思ったような効果が得られず、うまく活用できていないという人も多いのではないでしょうか。今回の特集では、年間100本以上のCMプログラムに携わる音楽家=瀬川英史氏を監修に迎え、ストリングス・アレンジの基本を紹介するとともに最新ソフト音源4機種のレビューを掲載。さらにそれらの音源を使った打ち込みアレンジの例を音源付きで紹介することで、各ソフトの音質傾向やストリングス・アレンジの基本的なコツをつかめます。さあ最新の音源を手に入れて、本稿を参考に早速打ち込みを始めましょう!

≪アレンジ例≫
◎バラードはスタッカートでコードを追いかける
◎ロック・アレンジは中低域を担うチェロがカギ
◎J-POPの“歌”を生かすストリングス
◎映画音楽ならではの大ユニゾン

≪使用ソフト音源≫
◎AUDIOBRO LA Scoring Strings 2.0
◎EASTWEST / QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra Play Edition Platinum Plus Complete
◎GARRITAN Garritan Personal Orchestra 4/Aria
◎VIENNA SYMPHONIC LIBRARY Vienna Special Edition Complete Bundle

■特別企画
PA用パワード・スピーカー最新10機種聴き比べ
軽量化や低価格化を図りつつも高い音質を実現し、PAシーンの主流になりつつあるパワード・スピーカー。DSPやマイク入力、ミキサーなどを備えたモデルも増えており、コンサートだけでなく、カフェ・ライブなどのさまざまなシチュエーションに対応するのも魅力だ。今回こうしたPA用パワード・スピーカーの中で、12インチ口径のウーファーを搭載した2ウェイ・タイプにフォーカスし、各社最新の10モデルを東京の上野BRASHにて試聴。同ライブ・ハウスの音響を管理するPAエンジニア=玖島博喜氏とPAカンパニーのLSDエンジニアリングに所属し、さまざまな現場で活躍する遠藤幸仁氏に参加していただき、各モデルに対するインプレッションを伺った。チェックには両氏が持ち寄った音源をリファレンスとして使用。CDプレーヤーのTASCAM MD-CD1BやAPPLE iPodで再生したサウンドをアナログ卓のMIDAS Siena 400に立ち上げ、グラフィックEQのKLARK TEKNIK Square One Graphicに通した後、スピーカーへライン出力した。本企画を通じて各モデルの特徴、そしてPA用パワード・スピーカーの最新傾向を読み取っていただければ幸いである。

■Cross Talk 宮崎裕介×曽我淳一
ソフト音源全盛時代に突如登場したROLAND Integra-7の存在意義
現在の音楽制作の主流でもあるDAWとソフト音源の組み合わせ。ストリングスからドラム、ブラスに鍵盤と……各社が多様な技術を駆使し、リアルなソフト音源がしのぎを削っている背景もあり、制作系のスタジオからも音源モジュールの姿が消えてきている。そんな折、ROLANDより最新のハードウェア音源モジュールIntegra-7が リリースされた。本機は同社の独自音源NaturalからPCM音源、さらにはXV-5080やSRXエクスパンジョン・ボード・シリーズなど歴代のROLAND音源をその名の通り統合したものである。ソフト音源でどんな音色でもそろう現在、あえてハードウェアの音源モジュールを選択するというメリットとは何なのか……? 今回は実力派アレンジャー/クリエーターであり、キーボーディストでもある2人によるチェックを通して、その可能性を明らかにしていきたい。

■ミックス解剖学
ジョス・ストーン「ホワイル・ユア・アウト・ルッキング・フォー・シュガー」
by スティーヴ・グリーンバーグ
海外のトップ・エンジニアに、自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのはニューヨークに自身のスタジオを構えるスティーブ・グリーンウェル。彼はチャン・キング・スタジオでエンジニアとしてのキャリアをスタートし、アンディ・グラマーやダイアン・バーチらを手掛けて過去3度グラミー賞の候補に挙がっている。そんな彼の代表的な仕事として、ジョス・ストーンの作品を忘れてはならないだろう。本稿では彼女のニュー・アルバム『ソウル・セッションズ・VOL2』の中から、ハニー・コーンのカバー曲「ホワイル・ユア・アウト・ルッキング・フォー・シュガー」の音作りについて、録音からミックスまで豊富な話題をお届けしよう。

■Classic Tracks
オアシス「ワンダーウォール」
1994年、英国ではブラーをはじめメンズウェア、パルプ、エラスティカ、そして打ち込みに傾倒する前のレディオヘッドなど、粋の良いバンドたちが“ブリット・ポップ・ムーブメント”というメディアの煽り文句の下、続々と作品をリリース。その流れを決定付けたのが、ノエル/リアムのギャラガー兄弟率いるオアシスであることに異論は無いだろう。1994年に『オアシス』(原題:Definitely Maybe)で華々しいデビューを飾った彼らは、翌1995年にバンド最高のセールスを記録する2nd『モーニング・グローリー』(原題:(What’s the Story) Morning Glory?)をリリースし、早くもそのキャリアの絶頂期を迎えた。ギタリスト/ソングライターのノエル・ギャラガーと、プロデューサー/エンジニアのオーウェン・モリスの2人が共同プロデュースしたこのアルバムは、デビュー作のパワー・ロックからよりメロディアスなミドル・テンポのアンセムやバラード曲へと路線を変更(これにはノエルの意図が強く反映されている)。高度に洗練された楽器編成やシンセ・ストリングスを用いた巧みなアレンジが施された結果、ブリット・ポップの最高傑作と呼ばれるほどの高い評価を受ける名盤となった。ここでは、キーパーソンであるオーウェン・モリスのインタビューを通じて、この大ヒット作の裏側に迫っていきたい。

■Beat Makers Laboratory
テイヴィアス・ベック

■people
◎坂本龍一
◎DE DE MOUSE
◎やくしまるえつこ×zAk
◎grooveman Spot
◎マーラ
◎プロデューサーズ
◎アラニス・モリセット
◎モノレイク
◎冨田勲

■report
◎高谷史郎「CHROMA」
◎My Favorite UAD-2 Plug-Ins~mito
◎ECLIPSE TDシリーズを頼りにするプロフェッショナルたち~片寄明人
◎コンサート見聞録:渋谷慶一郎『One(X)Cage→Today』@愛知芸術文化センター小ホール
◎YAMAHAの最新デジタル・コンソールCLシリーズが提案する新世代のライブPAシステム~第2回:ナチュラルかつ音楽的なサウンド哲学
◎ミキサー内蔵型パワードPAスピーカーの先鋭モデルLINE6 Stage Sourceを徹底チェック
◎ライブ・スペース・レポート:大塚Hearts+

■new products
◎PIONEER XDJ-Aero
◎BKE Beat Thang
◎BEHRINGER X32
◎IZOTOPE Alloy 2
◎SONY Acid Music Studio 9
◎RUPERT NEVE DESIGNS 5059 Satellite
◎MIDAS XL48
◎ALLEN&HEATH GLD

■LIBRARY
◎BIG FISH AUDIO Guitarra:SPANISH GUITARS
◎SAMPLEPHONICS The Future Sound of Techno

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 6.5
◎ABLETON Live 8
◎AVID Pro Tools 10
◎CAKEWALK Sonar X1

■seminars
◎ ヒップホップ ビート・メイク道場~ヒット・メイカー編/SUI
◎ カンガルー・ポーの『ミックス1年生』/中村公輔
◎Q&A

■column
◎Independent Cities
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎素晴らしきビンテージの世界/三好敏彦
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~向井秀徳のVOX AC30/6TB

■sound&recording review
◎ENGINEERS’ RECOMMEND
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
◎BOOKS


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